2010年ごろからはじまった母の看病、そして在宅介護。
コロナ禍で、ショートステイの休止にも見舞われましたが、さまざまなラッキーと人様のお力添えのおかげで、介護難民にならずにすみました。
そして、特養ホーム入居が決まりました。
わたしも完全な社会復帰ができました。冷静に考えると、以前のような在宅介護生活は、もうできない立場になっていました。
いまは、特養ホームからの外出・外泊は禁止。なかなか母の顔を見ながらの会話もできませんが、世の中が落ち着いたら、週末に外泊(帰宅)をさせて、「なんちゃって在宅介護」をしようと考えています。
どっぷり在宅介護生活をしていたころと比べたら、母と一緒にすごす時間は、かなり減ります。でも、そのころが幸せな時間を多くすごせていた訳ではありません。むしろ苦しい時間ほうが多かったでしょう。
きっとお互いに。
精神的に共倒れになったら、元も子もありません。
母とわたしにとって、幸せな時間の比率を高められるよう、これからは考えていきます。一緒の時間をすごす介護は、これからは量よりも質で。