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住宅を買うとき

住宅ローンは60歳で終わるように組む。せめて65歳。

分譲(住宅ローン)のメリットは?

住宅ローンを払い終えたあとは、家賃を払う必要がありません。これは分譲の大きなメリットです。定年退職したら、ほとんどの人は収入が減りますし。

しかし住宅ローンが65歳からも続くようでは、そのメリットが潰れます。
いまは定年が65歳まで延長されましたし、70歳まで働ける職場は増えていくでしょう。法律も、70歳までの雇用をおし進めるように整備されていくでしょう。
それでも、そんな歳まで住宅ローンが続く契約はおすすめできません。

賃貸は、環境や心理の変化にあわせて引っ越しやすいのがメリットです。
分譲は、住宅ローンがある間は引っ越しにくいです。引っ越すにしても賃貸より出費がかさみます。


考え方は人それぞれですが……。

毎月の返済額をかなり少なくして、日々の生活に余裕をつくる代わりに、住宅ローンを75歳・80歳まで組むなら、まだ「考え方は人それぞれ」と言えるでしょう。
しかし、そんな歳まで住宅ローンを組む人の心理は、ほとんどが「これなら毎月、何とか払えるだろう。」です。
つまり
毎月のローン支払いがカツカツです。本当にビックリするくらい……。

それを75歳まで?80歳まで?収入が減ってしまう高齢期に、現役世代とおなじくらいの住宅ローン返済が続くと、収入が下がる高齢期家賃の負担がないという「購入の長所」がつぶれます。超低金利なのに、毎月の支払額がカツカツということは、住宅ローンの契約金額が高すぎるのです。
現役世代の月給においても、日々の生活に余裕がないくらいの返済額。そんな支払いをずっと続けています。
色んなお楽しみをガマンして…。

退職金で返済が終わればまだマシですが、中小企業の退職金は大企業のように多くないです。
定年退職したあとも、
そんな金額を10年も15年も払い続けるのは、きっと辛いです。
経済的にも、精神的にも……。

 

「途中で死んだら、住宅ローンはゼロになりますし。」が口癖の人。

死亡特約をつけていれば確かにそうですが、そのセリフが口癖のように出てくる人は、おそらく自分に言い聞かせたいだけです。
住宅ローンを背負いつづける晩年の姿を想像するのが辛いのでしょう。
住宅を買った当初の高揚感が冷めたら、そんなものです。

そしてほとんどの人が途中では死にません。男性でも平均寿命が80歳を超える時代ですから。平均死亡年齢ならもっと高いです。
だから死亡保険というシステムが成り立つんです。死ぬ人が多かったら保険システムが破綻します。

そもそも何のための住居ですか?

住居とは「快適な生活を送るための土台」だと思います
高すぎる住宅ローンを組んで、経済的にも精神的にも余裕がなくなってしまうようでは本末転倒です。

不動産仲介業者さんは「住宅ローンは年収の7倍くらいまで通ります。」と言います。
確かに契約はできますが、本当にその金額・契約年数でいいんですか?65歳からの年収はいくらですか?年金はいくらもらえるんですか?

ちなみに、わたしは昨年49歳で住宅ローンが終わりました。とても身軽になりましたよ。

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