決算=年次決算のみと思っている経営者ほど、なぜか「税金・社会保険の節約テクニック話」に弱いです。
会社の体制や資金算段を歪めてまで、手を出してしまいます。
表面的な計算ではプラスに見えても、会社の体制や資金算段を歪めるほどのものは必ず、それ以上のマイナス・副作用が生じます。
この手の話を好まれるコンサルさんや国家資格者さんは、マイナス面には触れないか、表面的な計算しかしないのでしょう。
それ、嬉しいですか?
税金が100減りますが、お金は150減ります。
……嬉しいですか?
社会保険料が100減りますが、傷病手当・家族保障が減ります。相続や事業承継の対策に大穴があきます。
……嬉しいですか?
月次決算が壊れる。
会社の体制を歪めてから作った月次決算書は、真実ではありません。
歪んだ月次決算書で、どんな経営判断ができるでしょうか?
「うまいことチョロまかせる」という感覚が強くなると、あらゆる経営判断に悪影響を及ぼします。
その自覚しづらいマイナス面がさらに大きいです。
正しい経営判断ができる体制であることが一番です。