そもそもリファラル採用とは。
求める人材の要件を理解した自社の社員が、知人から質の高い候補者を連れてくる手法です。
諸外国ではすでに主流となりつつあり、日本でも今後さらに広がっていくとみられています。
メリット
・いわば内製化なのでコストが安い。
紹介会社をとおして採用するときは、1年目の年収の3割ほどが相場と言われています。
・ミスマッチのリスクが低い。
ある程度、的を絞って声をかけますからね。
・先輩社員との人間関係ができているので、入社後のフォローがしやすい。
人間関係が出来上がるまでの居心地の悪さや緊張を減らしてあげられます。
デメリット
社員にとって紹介責任や一定のスキルを求められるので、導入活用まで時間がかかります。
たんなる縁故採用とはレベルが違いますからね。
導入するための肝
導入するためにはデメリットを克服できるかどうかです。
つまり担当社員たちが自社の価値観を共有できていて、使命感・理念・未来像をしっかり語れるかにかかっています。
「うちはこれこれこういう会社で、こういう処遇や活動方針で、社員たちは皆こういう思いで働いている。」
と社員が熱を持って語れるかどうかです。
類は友を呼ぶ、が良いほうに広がってくれたら、リファラル採用は効果が大きくなります。
つまり、社長がどんな方針を示して、どんな社員教育をしているかです。
リファラルの担当社員は、いわば社長の経営理念の代弁者ですからね。