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税理士コラム

ボーナスは社員へのお礼。そして社長の成績です。

 

社長にとって、ボーナスってなんですか?

業績が悪いのは社員の責任ではありません。
会社で起きた結果はすべて社長の責任です。
たいして払えないときもあるでしょう。0円のときもあるでしょう。
でもそのときに社長が、「業績が悪かったから当然や。」と、居直ってしまうのか、「ボーナスを払えなくて申し訳ない。」と、頭を下げるのか。
きっと大きな差ですよ。

現金で封入しましょう。それも新札で。

昭和の3億円銀行強盗事件のあと、銀行はATMや口座振込の機能をレベルアップさせました。そして給料の支払いは、現金の手渡しから口座振込へと変わっていきました。
それでもボーナスくらいは、現金手渡しをしていただきたいです。
月給は生活の土台なので、銀行口座に入れてもうらうほうが便利です。いまや口座引き落としやネット決済が当たり前ですから。
しかし、ボーナスくらいは現金で、社長か次期社長から手渡ししてほしいです。

ただし小銭はいりません。お札だけで封入しましょう。小銭を合わせるのは大変です。「あれ?12円あまった、7円たりない」なんてことが、どうしても起きてしまいますから。
社員にとっても、封筒やお札のあいだに小銭が挟まったりして、いちいち面倒です。
所得税の天引きをプラスマイナスして、1,000円未満の端数をなくしましょう。そういう機能がついている計算ソフトもあります。
そのうえで
年末調整をきっちりやれば、問題はありません。


もちろん新札で。こういうときにヨレヨレの古札ではちょっとカッコ悪いです。
千円札を増やして、分厚さを水増ししちゃダメですよ。
封をあけたとき、さすがに社員がキレますからね。(社長から相談されたことあります……。)

封筒は、ぜひ社長の直筆で。

封筒の目録や社員名などを、直筆で心を込めて書いてください。字の上手い下手は、まったく関係ありません。

社員にボーナスを渡すとき「払ってあげる感」を出して、社員に「ありがとうございます。」と頭を下げさせていませんか?
ご自身が悦に入ってしまうのではなく、
社長こそが頭を下げて「ありがとうございました。おかげで会社もやって来れました。これからもよろしくお願いします。」と、おっしゃる社長さんほど、社員からの信用が厚いと感じます。

 

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